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オムライスの出来事

2018年6月24日(日)
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今から三年前の甲州へのドライブの途次、
とある山間のPAでの写真だ。
認知症はすでに始まっていたが、まだ会話も、歩くことも、食べることも健常者とは特段に劣っていなかった。ネフローゼの治療のためのステロイドの影響で、顔がふっくらしている。髪の毛も行きつけの美容院でいつも小ぎれいにお化粧していた。どこに行くにもそれがほんの近場の郵便局へ行くにもいつも一緒に行動していた。車のある時代で、300キロや400キロの長距ドライブにもご機嫌で助手席に座っていた。娘の学校への送り迎えは楽しみだったようで、夕食の途中で『そろそろ帰ります』という娘のラインに、急いで箸をおいて車へと真っ先に乗り込んでいた。ご飯時なのにといった不満は決して言わなかった。ある意味娘の送り迎えが楽しみの一つだったかもしれない。
ともかくドライブは楽しかったようだ。甲州に毎年必ず訪れるホテルがある。一泊二日で利用した。そこを足場に松本や長野に足を延ばした。あるとき甲府市にある山梨県立博物館でミレーの絵画を楽しんだことがあった。その足で甲府市内にある印伝の本店を訪ねた。コーラスの楽譜を折らずに入れる印伝の鞄を欲しがった。結構高いものだったが買うことにした。随分喜んでいた。こうしたドライブのなかで極めて印象に残る出来事があった。
中央道に団子坂というPAがある。そこで昼食を摂った時の出来事だった。テーブルを確保して何を食べたいかを決めた。オムライスが良いという。お店に注文してしばらく席で待っていた。出来上がったという合図で二人分のオムライスをお盆にのせて席に着く瞬間、オムライスの皿が滑り落ちて床に散らばった。隣に若い夫婦が子供ずれで座っていた。すかさずご主人が床にこぼれ落ちたオムライスをタオルでふき取り、清掃係りのおばさんを呼んでくれた。
お店は二人分を作りなおしてくれた。周囲の目は大丈夫かと好意的だった。周囲の方々にお礼をいって皿を返しにゆこうとしたら韓国(多分)の若いご婦人が持って行ってあげるからと英語で話しかけてくれた。見ず知らずの多くの方が我々老夫婦を気遣って助けてくれたのだ。会話がないと人の心は読めないのだ。良い思い出であった。

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